梅ざらめ的旅日誌 〜無茶無謀を乗り越える〜

チャリでの日々をちょくちょく載せます

旅の足跡 「比叡山延暦寺」前編


1月8日、つまるところ誕生日の次の日。
この日は朝から皮膚科にいってましたが、親から「どっか行ってきたら?」と言われました。その時コンビニでガルボチョコ(旅にオススメ。溶けないぞ)を買い、そのまま街へ。
この時、行き先を決めておらずいつものように祇園方面へ爆走。ただ流石に同じ場所は飽きるので少し冒険して銀閣寺へ。
拝観料を取られて残り少ない所持金を減らしたくないので外観だけ見たあと、観光客向けの看板を確認。その時、何を思ったのか、


比叡山行くか」


馬鹿か、俺。
思いついたらすぐ行動が旅のモットーの為、即座にチャリで激走。
着いた場所は「山中越え」。
ブログとかを確認してみると、大半はバイクか車で通っており、とてもママチャリで踏破しようなんて無謀。
峠道を通るのは初めてでは無いですが、いくらなんでも流石に無茶そう……それでも、行ってみたいという思いが勝り、いざ挑戦。

しかし、これがきつい。流石に車で時間がかかるならば、ママチャリで登るなんて一日はかかる。そう思うほどのきつさ。


それでも、平らな道になればこちらのもの。幸い、下り坂の多いところだったので、快適に走れた時もありました。

そんなこんなでなんとか「比叡平」に到着。いわゆる高原にあたる場所であり、そこから比叡山ドライブウェイに行ける。が、チャリは通行不能。しかしここまで来た以上、食い下がる訳には行かない。
というわけで、別の場所からアプローチ。
このままこの峠を下り、滋賀県側から登ることに。
ここまで来るのは初めてだが、石山坂本線を沿って通ったおかげで難なく到着。
こんな感じで近くの路線がどこを走ってるのか、目印となるランドマークはあるかを確認することで目的地に迷うことなく進むことが出来る。

そしてついにケーブルカーへ。かなりの額だが仕方ない。

絶景。あまりにも絶景。
ここまでの疲れをこの景色が癒してくれる。
これこそが旅の醍醐味なのだ。

しかしそうのんびりしていられない。目的地である延暦寺までもう少し、と思ったら、なんと拝観料がバカ高い。
しかし、ここで退くことは出来ない。仏さまに祈る以上、その過程でどれ程の艱難辛苦があろうとも、乗り越えなければならないのだ。それでも高いものは高い。
そうして向かった先は延暦寺の根本中堂。
大改修のさ中のため、プレハブの囲いが出来ていたが、それでも、中の荘厳さは変わらない。
天台宗の開祖、最澄が切り開いた日本仏教の根本を垣間見た。

中を一通り見たあと、またもや好奇心が湧き出る。
それは、京都方面にも行けるということだった。
しかし、ここまでまたもや問題発生。

寒い。そして雪。

記録的な大雪の影響で、道全体に雪が積もっている。
それでも、ここで怖気付いて退いたらもったいない。
シャコシャコと音を立てて京都方面へ。

しかし道が分からない。しかも1人通れるか程度の道幅の為、落ちたら文字通りジ・エンド。
とりあえず道なりに進むしかない。


そしてたどり着いたのがロープウェイの駅。しかし臨時休業中。どうやら京都方面のものらしい。
遂に県境を跨いだか、と実感しつつ寺へ戻る。

一通り見た後、ケーブルカー駅へ。しかしここでアクシデント。
なんと、列車が来るのは数十分もあととのこと。とはいえここで待っては暗くなってしまう。