梅ざらめ的旅日誌 〜無茶無謀を乗り越える〜

チャリでの日々をちょくちょく載せます

旅の足跡「叡電沿線を攻略せよ」



2月20日

この時の自分は少し急ぎがちだった。

なぜなら、ある目的があったからである。

 

叡山電鉄×東方Projectコラボ実施中」

 

この文言を見た瞬間、既に目的地は決まっていた。

どうやら各主要駅にキャラクターパネルを設置している模様。面白いところは、割と攻めたキャラ選定であることだ。

 

普通、東方コラボと言われたら、霊夢魔理沙などの自機組や紅魔館組がよくチョイスされる。

しかしこのコラボ、甘く見てはいけない。

 

封獣ぬえ水橋パルスィ鍵山雛など、普通なら優先順位の低い者達が名を連ねている。

 

本気だ。このコラボ、単なる記念で終わる予感がしない。

急ぎ自転車を漕がせた。見慣れた道を突き進み、やってきたのは出町柳。まずはココからだ。

 


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最初のキャラクターは「鍵山雛(かぎやま ひな)」。初出は東方風神録の2面ボス。厄(不幸なこと)を一手に集め、近づくだけで不幸に陥る。彼女自身は人間相手には友好的なのだが、それも効果ナシ。最近では流し雛に使われる雛人形が徐々に豪華になっていることを憂慮している。(東方文果真報参照)

 

しかしこの時点でまだ時計は午前を指している。なら他にも行けるところはあるだろう、と……

 


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たどり着いたは下鴨神社。正月にここに初詣に来た時はかなりの数の人がいたが、この日はかなり疎ら。

自分の干支に合わせて幾つものお社があるのがポイント。未年(つい最近まで午年だと思ってた)の自分は人には言えないあれこれを祈った。

 

それでは旅を再開。

次は「一乗寺駅」。


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一乗寺駅のパネルは「八雲藍(やくも らん)」。初出は東方妖々夢のExtraボス。「八雲紫(やくも ゆかり)」の式神にして自身も式神を使う程度の能力を持っている。ただし抜けている場面もある。

とはいえ三途の川の川幅を求める方程式の開発・証明に成功したりと頭脳明晰。(東方文花帖参照)

 

さぁ次だ。チャリの旅に長い休息は不要。 

次は「狸谷山不動院」……とその道中。

 


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なんと吉田義男氏と小林繁氏がここに来ていたことが発覚。なんという偶然か。

 

というわけで到着。

ここのキャラクターは「封獣ぬえ(ほうじゅう  ぬえ)」。


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初出は東方星蓮船のExtraボス。長らく地底に封印されていた「鵺(ぬえ)」という妖怪。少し前の間欠泉騒動(東方地霊殿での騒動)でどさくさに紛れて封印が解け脱出。この時村紗水蜜とは地底での知り合いだった為、彼女を邪魔してやろうと行動する。その後、彼女の目的を知って自分にも益があると知り後悔してしまう。その後は命蓮寺で寝泊まりを始めており、神霊騒ぎの時は外から二ッ岩マミゾウを呼び出している。

 

しかしこのぬえ……

えらくスタイルがいい。

ネッ友と少しこの事について議論しただけはある。

 

さて旅を再開。

次は「修学院駅」。


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ここのキャラクターは「魂魄妖夢(こんぱく ようむ)」。初出は東方妖々夢の5面ボス。人気投票1位の経験もある。

人間と幽霊のハーフ(どちらかというと半人半霊体質の種族)であり、冥界の白玉楼にて庭師兼西行寺幽々子の剣術指南役兼警護を務めている。真面目なのだが天然な所があり、未熟。お化けが苦手なところがあり、「三月精」「鈴奈庵」でその描写がある。

 

どんどん行こう。

次は「宝ヶ池駅」。



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ここのキャラクターは「多々良小傘(たたら こがさ)」。初出は東方星蓮船2面ボス。

元々は単なる忘れ傘だったのだが、酷い配色のせいで誰にも拾われず、雨風に吹かれているうちに妖怪になった。

人を驚かして腹を満たすタイプの妖怪なのだが、全く奮わない。

現在はベビーシッターをやっており、道具が人間に合わせて変わっていく新しい付喪神のあり方を模索している。

 

次でラスト。

八瀬比叡山口駅」だ。

 


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ここのキャラクターは「伊吹萃香(いぶき すいか)」。初出は東方萃夢想ラスボス。

基本的に酔っ払っており、最後に素面だった時は数百年前だったらしい。

元々は妖怪の山に居て、そこで「鬼の四天王」と畏怖されていたが、地底に移り住んだ。

密と疎を操る程度の能力で、自身を霧にしたり、巨大化させたり、ミクロ化マクロ化も自由自在に操れる。

 

これで沿線全ての駅を辿ることが出来た。

自分自身もこの八瀬に来るのは初めてだったものなので、この新鮮味を味わうことが出来た。

しかし、地図をよく見てみると、

 


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「大原に行けるんか……(実際に言った言葉)」

こうして、当面の目標は大原に決めた。

しかし、この先の苦難の連続を、まだ自分は知る由もなかった……